キッチン香房
寒い季節が終わり、燻製は冷燻が出来なくなってきました。
暑い季節にはビールと枝豆、そして、燻製。
そこで、お手軽に、
をゲットしました。
中身は
かなりコンパクト。このサイズなら、ソロキャンでも持ち出せます。
網のサイズは19センチ程度。1~2人前のつまみ用ですね。
蓋は、5mm程度隙間があり、余分な煙を逃がすとあります。
確かに、結構隙間があります。
温度計は付いていません。でもSOTOの燻製用温度計が、
この隙間から
入ることは入ります。でも蓋がかなり片寄りますから、このままでは燻製が片寄った状態になりそう。
トリセツを見ても、生物を熱燻出来るとは書いてありません。
そのまま食べられる食材に香りをつける程度なのかと思って、
実験してみました。
材料
1)コンビニの味付き半熟卵
2)ふぐ一夜干し
3)鳥ささ身
1)、2)はそのまま燻製にします。
3)は、マリネ法で下ごしらえして、火が通らないと不安なので、10分スチームして、その後燻製。
結果、問題なく火が通ります。ふぐ一夜干しは冷凍されてましたけど、そのまま入れて、30分でOK。
ちゃんと美味しく火が通った状態になります。
ただし、半熟卵は半熟のまま。つまり、卵黄の熱凝固温度は70度(ちなみに卵白は80度)ですから、
30分の加熱では、卵黄を70度までは加熱できないと言うことですね。
色々調べてみたところ、名人の作った料理では
ローストビーフ:58度
鶏肉:65度
とか・・・・・
すると、
厚生労働省の大量調理衛生管理ガイドラインでは75℃、1分間以上
カキや二枚貝の加熱はノロウイルス対策として85℃、1分間以上
と言う基準で料理すると、かなり火を通しすぎなんですね。安全でしょうけど・・・
ちなみに、
タンパク質の凝固開始温度は62℃で、これを超える時間が長くなると、カチカチパサパサ
病原菌では、サルモネラ菌は65℃で4~5分程度で死滅
ですから、英国のクックチル/クックフリーズのガイドラインは加熱調理の理論上では
70℃、2分間以上としているが、実際の調理現場では72~76℃、瞬時でOK
この辺りを見ると、キッチン香房での熱燻は、たぶんOKではないかと考えます。
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