2012年07月20日
本日のお買い物。
「巨大紙おむつ、ナプキン」のようなもの・・・・・・・・
何でしょう???
「巨大紙おむつ、ナプキン」のようなもの・・・・・・・・
何でしょう???
はい、吸水土嚢です。使わずにすめばよいのですが・・・・・・
九州の大雨で、我が家の防災対策を見直しました。
住居はビルの3Fなので、洪水対策は考えてなかったのですが・・・・
九州地方の大雨、他人事ではありませんから・・・・・
さて、大雨対策を考えるとき、現状、どこまでOKかをまず知る必要があります。
東京都都市整備局では「東京都豪雨対策基本方針」を策定しています。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h19/topi027.htm
これを見ると、現状では整備が進んだ地区でも、
時間雨量50mmが限界であり、それ以上では、浸水被害が起きることを
想定しています。そして、今後、10年後までに55mm豪雨まで対応したいとのこと。
大規模地下街周辺では70mmの降雨に対応することが目標とのこと。
この対策は、地域防災計画です。
つまり、今回のように時間100mm降雨が続いたら、浸水すると言うことですね。
個々の建物ではどうなっているのでしょう???
ビルの排水設計は時間雨量50mmが基準だそうです。
瓦屋根とか、スレート葺きの場合は、どんどん雨樋に流れ、
雨樋があふれても、普通、下は屋外で、地面でしょうから、室内は問題ないでしょう。
まあ、庭が水溜りになる程度ですね。あとは、その場所の水捌けしだい。
下水システムは、時間雨量50mmが基準ですから、どのみちオーバーフローします。
地面がどうなるか(溜まって水位が上がるか、流れていくか)は地形次第なので、個人では・・・・
問題は、ビルの屋上。
普通は陸屋根になっていて、排水パイプで雨を処理しています。
ここがオーバーフローすると、雨水はどこへ行くのか?
それが問題です。ちなみに我が家の屋上です。
全周を壁が取り囲んでします。
排水は、
ふつうの、これ。屋上に4箇所あります。時間50mmまではOKなんでしょうね。
こいつが処理しきれなくなると、
この入り口に向かって、オーバーフローします。
屋上との高さの差は約10センチ。ここへ溢れた雨水は、こちらへ
はい、ここは、北側の共用廊下。右側に居室へのドアがあり、高さの差はほとんどありません。
一般的なビルは、こんなもんですね。躯体の床にシートなりタイルなり張っておしまい。
それが、そのまま玄関の土間の高さです。ここが、プール状態になると、当然床下浸水です。
ですから、排水はあるのですが、
これだけです。屋上についているものと同じ。配水管の太さも同じ。
屋上の4個と合わせ、5個目です。面積比で考えると、かなり余裕を見ているようです。
この配水管までフル稼働して時間雨量50mmの1.25倍までOKとなります。
そのときは、屋上入り口から水が溢れ、共用廊下が水浸し。
その状態では、住居への浸水対策は、床の傾斜だけですから、
そのままでは、住居は床下浸水する可能性が高い。
そうなると、その下(3Fの我が家)は盛大に雨漏りすることになります。
共用廊下の排水が溢れたら、共用廊下の奥に流れて行き、
そして、共用廊下には、エレベーターがあります。
エレベーターホールの反対側は、
外階段です。この階段も側壁は壁になっており、雨水の逃げ場はありません。
階段の下に多少の雨仕舞がありますが、豪雨時はオーバーフロー確実です。
風向きにもよりますが、外階段に大量の雨が降ると、
外階段が川になりそうです。
結局、共用廊下、エレベーターホール、外階段から溢れた水は、
なんと何と、エレベーターシャフトに流れるようになっています。
とんでもなくありません????
ちなみに、1階部分は、
やはり、外階段が川になると、エレベーターホールが浸水します。
奥は水の逃げ場は無く、排水は
これだけ!!!
結局、
エレベーターホールに溢れた水は、ここから外に出すしかないようです・・・・・
結局、いまのところ、対策としては、
1)土嚢を用意して
2)エレベーターシャフトへの浸水を防ぐ
3)3F屋上がオーバーフローした時、4F住居への床下浸水を防ぐ
4)次回、改装工事のとき、雨水オーバーフローを外壁に設ける
こんなところですかね?
この記事へのコメント
こんにちは・・・
マンションと言うと浸水とはおよそ無縁なものだと思っていましたが、落とし穴はあるものですね・・・
うちは古いながら一戸建てなのですが、地下に2畳ほどの物置があり換気のため地上10センチ程度のところに換気扇が・・・(^_^;)
どうか豪雨が来ませんようにと祈るばかりです
マンションと言うと浸水とはおよそ無縁なものだと思っていましたが、落とし穴はあるものですね・・・
うちは古いながら一戸建てなのですが、地下に2畳ほどの物置があり換気のため地上10センチ程度のところに換気扇が・・・(^_^;)
どうか豪雨が来ませんようにと祈るばかりです
Posted by さと☆み at 2012年08月11日 18:47
さと☆みさん、こんにちは。
これは、落とし穴じゃなくて、個人的には「欠陥」と考えています。
このビルの設計者は、相当、おつむが弱いようで、
ほかにも沢山雨仕舞いの不十分なところが沢山あります。
あとは、テナントスペースの中に撤去不能の躯体と一体化した壁があったり。
雨排水も、基準をクリアしてればOKじゃなくて、時間雨量100mmが頻繁に
ある時代ですから、オーバーフロー対策も設計者はちゃんと考えて欲しい。
物置の換気扇、気になりますね。
あと、一戸建ては、床下浸水時の対策ですね。
ベタ基礎(床下一面コンクリート)では、床下がプール状態ですから、
泥水が入ると、床をはがして掻き出さないといけなくなります。
これは、落とし穴じゃなくて、個人的には「欠陥」と考えています。
このビルの設計者は、相当、おつむが弱いようで、
ほかにも沢山雨仕舞いの不十分なところが沢山あります。
あとは、テナントスペースの中に撤去不能の躯体と一体化した壁があったり。
雨排水も、基準をクリアしてればOKじゃなくて、時間雨量100mmが頻繁に
ある時代ですから、オーバーフロー対策も設計者はちゃんと考えて欲しい。
物置の換気扇、気になりますね。
あと、一戸建ては、床下浸水時の対策ですね。
ベタ基礎(床下一面コンクリート)では、床下がプール状態ですから、
泥水が入ると、床をはがして掻き出さないといけなくなります。
Posted by おのぶた at 2012年08月12日 05:47
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