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2012年01月29日

今週は道志方面は雪の影響がありそうで、キャンプは禁止されました・・・(涙)
そのかわり、近くの日帰り温泉へ。

いこいの湯多摩境


この温泉施設は2度目になります。
ナトリウムー塩化物線、48.6度、湧出量438L/minと、湯量豊富な温泉です。
見た目は、東京近郊に多い褐色の(イソジン嗽液を薄めて、少し暗くした色)お湯です。
このあたりは、小野小町ゆかりの井戸があり、昔から、薬効あらたかな水とされています。


いこいの湯多摩境


外観は立派な温泉宿のような雰囲気ですが、後ろのマンションが・・・・・


浴槽は、露天岩風呂(上段が高温、下段が中温)
まさか、写真は取れませんから、写真はHPから借用しました。

いこいの湯多摩境

いこいの湯多摩境

そのほかに、ヒノキ風呂と、寝湯

いこいの湯多摩境

いこいの湯多摩境

 露天の、この4浴槽のみ天然温泉で、内湯はすべて、人口温泉もしくは白湯です。
肝心の泉質ですが、あまりぬめりは感じません。サラッとしていますが、成分が濃いためか、
しっかり、ツルツルになります。
 なんでも、褐色の温泉といえば、千葉の養老温泉が有名(?)ですが、
千葉では100~300mも掘ればいいようです。
太古に海草が沈殿して積み重なった地層があり、
その地層は、太平洋側から西に向かって、関東平野の下に伸びており、
都心あたりでは1000m、多摩地区では1500m~2000m掘ると、その地層に到達する、
とTVでやっていた記憶があります。
基本的に、関東平野は、全て、温泉地、ということになりそうですね。
 「温泉」と名乗るためには、いくつかの条件があります。「温泉法」という法律で規定されていますが、
A)湧出時の温度が25度以上、または(!!!)
B)ガス以外の溶存物が温泉1kg中1000mg以上、
C)その他、特定の物質にはそれぞれ規定があります。
つまり、ただの水でも、温度が25度以上の水が出れば、「温泉」なんですね、これが・・・・・
 溶存物質だけで線引きすると、道後、下呂、修善寺、鹿教湯、湯布院など、
数々の歴史ある名湯が、「温泉」じゃなくなってしまうとか・・・・。
温泉が先にあって、後から法律を作り、結果、
万が一、歴史ある温泉が「温泉」を名乗れなくなると、

「ふざけるな、ばかやろー」

状態ですからね・・・・
そして、法律が成立する以前に名乗っていたものは、一般的にそのままですから、

(ちなみに、医院と病院の区別はご存知ですか?。
入院ベッド19床以下は医院、20床以上は病院です。
御茶ノ水にある順天堂大学付属病院・・・といいますが、正式名称は、「順天堂医院」です。
病院と医院を区別する法律が出来る以前から、医院なので、そのままだそうです。
なんでも、病院に名称変更してくれとの要望に、勝手に法律作っといて何を言うか!、でコトワッタトカ!!)


こんなことになると、法的には「温泉」ではないものが、
立派に「温泉」として通用するという、まさに「カオス」状態です。
 で、温度でOKになっているとのこと。

 昔は、井戸を掘るといっても、せいぜい上総掘りですから、100m程度。
100mでは、地熱は3度しか上がらないので、25度は、立派に温泉なんですが、
今じゃ簡単に1000~2000m掘れます。
1000m掘ると、地熱は+30度ですから、水脈に当たれば、即温泉です・・・・。
この20年ほどで、関東平野に温泉施設が多数出来たのは、こんな理由です。

 まあ、多くはただの水ではなく、養老温泉のような褐色の温泉、
あとは化石海水や深層地下水なので、成分も結構良いので、温泉好きにはうれしいことです。


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