ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
SynologyのNASにアドオンパッケージでdcm4chee-2.18.1が「PACS」という名称でダウンロードできます(無料)。

設定でハマって、動かすのに時間がかかりましたが、動作しました。

設定方法ですけども、



NASのPACSアプリが動いた(半分だけ)


ちょっと大変。そして、遅い。PCでLinuxで組むのが一番早いのですが、結構ハードルが高い。

何が大変かというと、CentOS7では、インテルのチップセット100番より新しいものには、電源管理関係でエラーが出て、ちょっと問題。

Ubuntu16.04LTSでも、似たような状況(少しマシ)

で、Z97とか、H97のマザーボードと、i*-4***系のCPUが必要。

もう、新品は在庫なし。でも、中古でもチャレンジしてみてもいいと思いますよ。馬鹿高いPACSなんて買ってられません。

さて、NAS-PACSですが

まずはJAVA7をインストールして、次にMariaDBです。単独でインストールしてください。


1)MariaDBの「root」パスワードを聞かれます。これは、何でもいい。

そして


2)PACS設定で、データベース名とユーザーを聞かれます。ここで入力したユーザー名がdcm4chee(J-BOSSも)の管理権限を持つユーザーになります。データベース名も適当ですが、本来のlinux用は、それぞれ「pacsdb」と「admin」ですので、それを使ったほうが安全かもしれません。


3)dem4cheeとJMXにログインします。ユーザー「pacs」、パスワード「pacs」です。JMXで必要な設定を行います。イメージデータ記録フォルダは、必ず設定してください。新たな「共有フォルダ」を作って、そこに書き込む設定がよいでしょう。それをしないと、システム領域の中に「archive」というフォルダを勝手に作って、後で、ネットワークからアクセスできなくなります。それじゃあ、バックアップ用としての意味がありませんので。


4)JMXでの各種設定は、色々、Webに出ていますので、ここでは省略します。ファイル圧縮も機能します(JPEG2000可能)。


5)この、イメージ保存用の共有フォルダに、「http」グループが読み書きできるように権限設定したください。これに気が付かず、読み書きできずに苦労しました。


6)ユーザー「pacs」に管理者権限が与えられるので、読み書きできるものと思ってましたが、dcm4cheeがファイル保存するときは、「pacs」としてではなく、「http経由のpacs」というように修飾されるのかもしれません。どなたか、お分かりの方がいらっしゃいましたら、ご教授願えれば幸いです。


7)この状態で、WindowsのKPacsから、ファイル転送を行い、NASのPACSでデータベースとイメージファイルが作られているのは確認できました。(JPEG2000圧縮で約100メガバイトのデータ転送とNASへの書き込みに約1時間かかる。これって、普通の3D-CT画像一人分です)----再インストールしたら10分程度でした。初回は何か失敗していた模様。


8)いよいよ、NASに保存された、画像を読み出します。まず、JAVAのセキュリティーで弾かれます。しかたないので、セキュリティータブで、無理やり、NASを信頼 する設定に。


9)ようやく、ブラウザでNASからweaseisをダウンロード・実行まではいくのですが、表示されません。なんとweasisのバージョンが1.・・と古い。おまけにJAVA7ですから・・・・NASにJAVA7をインストールした段階で嫌な予感がしたんですが・・・。dcm4cheeも設定ファイルのバグを直せはJAVA8で動作するのに・・・。いまのWindowsにはJAVA8が入っていて、JAVA7じゃ互換性が無いらしく、JAVA8環境じゃ動きません。


10)結局、weasisは動作しません。一緒に入っているOviyam2で見てみます。こちらは、動作しますが、やはり、とても、実用的な速度では動きません。---何かが間違っていた可能性が大きい。


11)というのは、実は1回目に動作したとき。実は、この前に、NASの共有フォルダの権限設定をしていなくて、何か、うまく動作していなかったようです。データ転送に関しては、無圧縮で1.4ギガバイト(JPEG2000では170メガバイト)のデータですけど、約10分程度で送れます。心エコー装置から送るのは、その間、そのプリンタが使えないという、しょうもない仕様のため、困難ですけど、DICOMファイルをファイル転送ユーティリティーで転送するのは可能かもしれませんね。


12)インストール時の注意点ですが、NASのアプリとして「PACS」を選択すると、芋づる式にJAVA7とMariaDBが先にインストールされます。これで動けばOKなんですが、これでは結構な頻度で駄目です。JAVA7、次にMariaDB、ルートパスワード変更、そしてPACSインストール、という順番じゃないと、なぜか、しくじります。


 結論としては、単なるバックアップ用のサーバーとしては使えそうですが、DICOM転送では遅い。ネットワークは一応ギガビットですので、NASの能力の問題でしょう。NASの状態を見ると、CPUもメモリも余裕はあるのに、なぜ、こんなに遅いのか、よくわかりません。NASには、ほかに重いソフトは入れてませんので・・・。

 現状では、データの保存はできるのですが、weasisでは画像が表示されません。読みに行くのですが、受け取れないのか・・・・。無圧縮にしても同じです。ですから、バックアップサーバーとして、単に、DICOMファイルを作っておくだけになってます。ま、使えませんね、これじゃ。

たぶん何かしら、設定を間違えているのでは?と思いますが、まだ、解決できていません。


 でも、PACSが無いよりはましですので、使ってみてもいいかもしれませんね。


このブログの人気記事
オンライン資格確認顛末記 (その一;素のWin10-64 失敗編)
オンライン資格確認顛末記 (その一;素のWin10-64 失敗編)

ubuntu20でSystemBack
ubuntu20でSystemBack

同じカテゴリー(パソコン)の記事画像
RHEL8.4インストール(1)
オンライン資格確認顛末記 (その一;素のWin10-64 失敗編)
dem4chee-arc-light-5 インストールメモ
同じカテゴリー(パソコン)の記事
 Windows11+WSL2:Ubuntu+Docker+dcm4chee-arch-light (2022-08-25 07:19)
 ubuntu22+Postgres(基本設定も含む)+Non-Docker-New-PACS(1) (2022-08-22 04:38)
 Alma8.6になったらMySQLのインストールが困った (2022-08-21 05:51)
 ubuntu22.04 追加セッティング (2022-08-12 02:56)
 ubuntu22.04とMySQL (2022-05-28 05:06)
 Ubuntu20.04+Docker+dcm4che-arch-light-5 (2021-11-24 03:22)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
NASのPACSアプリが動いた(半分だけ)
    コメント(0)