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 先ほどの投稿には「変な話」が書けませんでしたので、以下に。

 知人の体験です。お昼ごろから寒気と頭痛、発熱があり、夕方、近隣の公立病院に受診しようと思い、電話。
まあ、普通は公立病院は初診受付は午前中だけですから、この行動は、どうかと思いますが、返事は、

「まだ熱が出てから数時間しかたっていないので、インフルエンザの検査をしても、反応が出ないことがある。反応が出なければインフルエンザの薬は出せないので、熱が出てから、12時間以上たってから、受診するように」とのこと。

伝聞なので、正確かどうかは疑問ですが、本人は、このように理解しています。

さてさて、皆さんはどう思いますかね・・・・・


返事として、重症ではなさそうなので、
「時間外だから、まずは、普通に受け付けているクリニックへ行きなさい。」
でOKだと思いますけど。

さて、いくつかの問題があるのでは?

1)発熱から時間がたっていないので、インフルエンザの反応が出ないことがある。
2)インフルエンザの反応が出ないと、インフルエンザの薬が出せない。
3)発熱から12時間以上たってから受診するように。

それぞれ、正誤は?

1)は正解。
 もっとも、病院でやる検査は、簡易検査です。、新型印フル騒ぎのとき、「簡易検査は陰性でしたがPCRで陽性でした」と言う報道を沢山聞きました。つまり、簡易検査で陰性だからと言って、「インフルエンザではない」ことが確定できるわけではない、ということですね。確定するにはPCR法が必要。で、調べると、これは病院でやる検査ではなく、保健所で、疫病の隔離をしたり、隔離を解除するために行う特殊検査のようです。簡易検査で反応陽性なら、ほぼ、間違いなく印フルなんでしょうけど、「印フルではない」と確定するのは、難しい、というか、一般には不可能ということです。

そうすると、2)は、当然ながら、誤り。
 簡易検査が陰性に出るインフル患者さんは沢山居ることになります。どこを調べても、「インフルの薬を出すには、簡易検査の陽性反応が必要」とは書いてありません。それどころか、強制労働省のHPには、「たとえ反応が陰性でも、疑わしきは、抗ウイルス薬を出せ」と書いてあります。「疑わしきは抗ウイルス薬を出す」ことが正解かどうかは、別の議論があるようですが、少なくとも、「簡易検査で陰性の人に、インフルエンザの抗ウイルス薬を出してはいけない」とはどこにも書いてありません。

 3)は、もう、議論の余地はありませんね。とんでもない間違いです。子供のインフルエンザ脳症とか、ウイルス肺炎は、結構進行が早いので、早期受診が望ましいとされています。

 今回の教訓。
「簡易検査で陰性だからインフルエンザではない」
「簡易検査で陰性だから、インフルエンザの薬は出せない」
「十分時間がたってから受診するように」
なんてことを言う医者にはかからないようにします。


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この記事へのコメント
これ、2番については
「インフルエンザの治療の為」
と言う名目では薬(タミフル)は出ないんですよ。
あくまでも感染している、と言うのが条件なので。
現段階での簡易テストが陰性なら治療名目が無いわけですから。

ならば絶対に出ないかと言えば答えは「NO」で、予防投与と言う形で自費診療なら出ます。

それと、感染して48時間以上経過している場合も治療薬のタミフルは出して貰えない場合があります。
それはタミフルの効能とインフルエンザウィルスの関係で、ですが。


めんどくさいですよね
Posted by みにゃー at 2012年02月29日 01:53
自分で書いておいてなんか違うかなぁ。

インフルエンザの治療薬(タミフル)は発症してから12時間以上で投薬すると
その効能(ウィルスの増殖を抑える)から、効果を発揮するんですね。
そして、48時間以上経過するとウィルスは低下してゆきます。
なので、この時点でタミフルを投与するのは効果が低いんです。
だから医師によっては通常の風邪薬を処方する場合があります。

ただ、予防投与として自費診療になりますがタミフルを手に入れることは出来ます。
しかし、「発症している」事実確認が無いので、「インフルエンザ治療の為」としての処方箋は出ません。故に保険診療外。


3)については

インフルエンザウィルスは12時間ほどで爆発的に増殖します。
故に確実な検査結果を得るのにもその時間が必要となるようです。
しかし、その時間が経過していなくても、若しくは簡易検査が陰性であったとしても臨床症状や流行状況で判断してインフルエンザに感染していると判断するドクターは多いです。
この辺はそのドクターの経験も必要ですね。


ときに、
インフルエンザで病院が過密状態になった事はあるんですよ。
昨年のパンデミックの時は大学病院もパンク状態でした。
報道されたかどうかは存じませんが。
Posted by みにゃーみにゃー at 2012年02月29日 03:14
 二番目の問いに誤解が多いようですが、「インフルエンザに感染している」との診断は「医師の総合判断」です。簡易検査はあくまで、診断補助手段の位置付けです。最終判断は、医師の総合判断であり、簡易検査は診断必須項目ではありません。ですから、簡易検査陰性でも「インフルエンザ」と診断して差し支えありません。厚生労働省のHPにある、「疑わしきはインフルエンザとして扱え」とは、こういう意味でしょう。

 インフルエンザと診断されれば、効果があると考えられる時期なら、タミフルなどの抗ウイルス薬をもらうことは可能です。もちろん、インフルエンザと言う病気ですから、保険が使えます。でも、無症状の方の予防は保険外ですけど。

 「簡易検査陰性だからインフルエンザではない」と言う医師は、思考停止状態で、診断そのものを簡易検査に○投げしていると思いますが・・・

 新型インフルのときは、確かに、患者さんがあふれてましたね。でも、今年はあふれていないようですよ。ですから、「かぜ症状の患者総数(インフル含む)」は、そんなに多くないのでは?
Posted by おのぶた at 2012年02月29日 04:51
>「簡易検査陰性だからインフルエンザではない」と言う医師は、

この辺がドクターの裁量なんでしょうね。
自分の身体の状態を自分で判断してダメだと思ったらセカンドオピ…
なんですが、子供や高齢者の場合の問題はそんな簡単なものじゃないんですよね。
そのラグが生死を分けるときもありますし。


私の居る位置では大学病院の方しか解らないけど患者数はかなりありますよ。
何を持って多いとするかが分かれ目ですが。。。

それと、予防接種が効いていないと言うのも有るので、その辺でも数値が上がっているのかも。
Posted by みにゃーみにゃー at 2012年02月29日 10:01
 印象としては、

尋常じゃないことが起こっている

ではなくて、

普段の年より、多少多いかな?
あんまり変わらないな?

では?
Posted by onobuta at 2012年02月29日 10:59
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インフルエンザ 変な話
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