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2015年12月26日

化血研問題、強制労働省は業務停止命令を検討中、ほぼ決まりとか。

 決められた事務手続きをサボった化血研は罰せられて当然である。化血研を擁護する気はない。たとえルールが納得できなくても、決められたルールはルールである。しかし、どうしても違和感が残る。出来上がった製品には、何の問題も無く、今までどおり使ってよろしいと、強制労働省も言っておられる。すると、製造承認のルールは、いったい何のためにあるのだろう。もちろん、建前は製品の質を担保するためであるが・・・・

 40年も前から・・・となると、40年前からの製造ライン、装置がそのまま稼動している、なんて、ありえないでしょう。当然、適時更新しているはず。まったく同じスペックの装置に更新したなら、「製造方法の変更」には当たらないかもしれない。が、製造設備も進化しますから、一部は、より良いスペックの装置に更新されるのでしょうね。その場合は「製造方法の変更」に当たるのかな?。で、そのたびの製造承認の取り直しかな?

 例えが適切かどうか、車の場合、消耗品が多々あります。たとえば、ワイパーゴム。これも安全のためには大切な部品。ふき取り性能の良いものに交換したらどうなります?。こういうものの販売許認可制度を良く知らないのですが、

「ワイパーゴム交換したら、形式認定取り直しで、車検取り直し」

とか言うルールだったら、どうなります?。ユーザーはたまったものじゃありません。車検業界は儲かって笑いが止まらないでしょうが。

 化血研が、製造ラインを、何をどう変更して、どういう手続きが必要で、何をサボったのか、具体的なことが判らない。勿論、手続きをサボった事務部門は駄目駄目だが・・・・

根底には、企業側に「この程度の変更で、莫大なお金のかかる(貢物が必要な)製造承認の取り直しなんか、やってられない。」と思わせるような制度なんじゃないか?、と言う気がしてならない。
 



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